第60回日本神経化学会大会 (仙台) のシンポジウム

2017年09月10日 神経内科だより

河内泉先生から以下の報告です。

2017年9月7日から9日に, 仙台で第60回日本神経化学会大会 (テーマ:神経・精神と化学の融合を目指して60年) が開催されました。今回, シンポジウム「Current topics of myelin biology and beyond」で講演しました。

講演:Up-to-date knowledge on pathomechanism of MS and related disorders
演者:Izumi Kawachi, Masatoyo Nishizawa, Osamu Onodera

シンポジウムではミエリンバイオロジーの基礎研究と臨床研究の進歩が語られました。
日本神経化学会は1958年に第1回大会が開催された歴史のある学会で, 今年は記念すべき60回目の節目の年となります。
世界には神経化学に関する学会が多数ありますが, その中で日本神経化学会は最も古い歴史があります。
International Society for Neurochemistry (ISN) のプレジデントはミエリンバイオロジーの権威・池中一裕先生 (生理学研究所教授) です。名誉会員である新潟大学神経内科第二代教授 宮武正先生を筆頭に, 第三代教授 辻省次先生 (第46回大会長), 第四代教授 西澤正豊先生 (功労会員) がご活躍されました。現在, 新潟大学神経内科の大先輩・馬場広子先生 (東京薬科大学教授) が会計担当理事, 第五代教授 小野寺理先生が臨床連携委員会の委員をお務めです。
日本神経化学会では, 基礎神経化学と臨床神経学の両面から, 分子を中心に神経疾患のメカニズム解明をアプローチすることを目標としています。2019年には新潟大学脳研究所所長の那波宏之先生が大会長となり, 新潟 (朱鷺メッセ) で, 日本神経化学会と日本神経科学学会の合同大会が開催されます。神経疾患を持つ世界・日本の患者さんのために, 我々神経内科医は「臨床と研究の両面」での疾患解明アプローチが求められています。大学院生や大学院を目指す若い神経内科医は, 是非, 学会に参加し, 基礎研究者と多くを語らい, 将来の研究マインドを育てましょう。(河内)

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