「自律神経検査ハンドブック」の紹介

2026年11月06日 脳神経内科だより

先月,文光堂より発売となった,「自律神経検査ハンドブック ベッドサイドでの評価から専門医連携まで」を分担執筆しましたので,ご報告いたします.この教科書は,日本自律神経学会によって編さんされており,これまでスタンダードな専門書とされてきた「自律神経機能検査第5版」の姉妹版としての位置づけで,自律神経学の専門家でない臨床医,レジデント,研修医でも手に取りやすい内容となっています.私が分担執筆させて頂いたのは,156ページからの「消化管系自律神経検査」の項であり,主に消化管運動評価のための検査法の知識を取りあげました.神経疾患における消化管運動の問題は,パーキンソン病や多系統萎縮症などの神経変性疾患から,ギランバレー症候群や視神経脊髄炎などの自己免疫性疾患,その他の脊髄疾患,末梢神経疾患で直面することが多いと思われます.脳神経内科の臨床としては,消化管運動評価をルーチンで行うのは現実的では無いかもしれません.しかし消化管神経の知識は臨床と研究の両面で重要と思われますので,機会がありましたらこの分野に触れて頂ければ幸いです.
(済生会新潟県央基幹病院 脳神経内科 小澤鉄太郎)

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